facesについて
Python記述でプロジェクトマネジメント
tags: | python, faces, management, module, tips, application |
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created: | 2006-02-05T20:24:24 |
faces プロジェクトマネジメント Python記述を用いたプロジェクトマネジメントを行う「faces」の紹介。 (モジュール形態なんだけどこれはアプリケーションです。)
特徴
facesでは、PythonをDSLのように扱って、プロジェクトマネジメントを支援します。
リソースの宣言や、プロジェクトの立ち上げすべてクラス宣言として記述します。
それらを用いてレポートやWBSの作図、ガントチャートの作図、HTMLのエクスポートなどができます。
詳細はすべてクラス内の記述で表すみたい。
エディタも内臓しているので、これ単体で動作OKです。
セットアップ編
あらかじめ必要なパッケージ
- wxPython(ver ?)
セットアップ
以下のURL先からインストーラパッケージ「faces-0.5.0.win32.exe」をダウンロード。
facesのホームサイト: http://faces.homeip.net/index.html
いつものようにインストーラを起動して「next」を連打すればインストール完了。
起動
以下のようにするとGUIを起動することができます。
(Pythonインストールフォルダ)\python.exe (Pythonインストールフォルダ)\Scripts\faces
スクリーンショット
感想
詳細はサイトのドキュメントを参照していただくとして、 面白いのはPythonをDSL(ドメイン特化言語)として扱う点です。
独自の言語処理系を作らずに、Pythonなどの言語をDSLとするのは、 複雑なアプリケーションを簡単に構築する手法としていいかもしれませんね。
ユーザーの要求に対応した情報をアプリケーションに入力するという事は いかなるアプリケーションでも必要です。
結局ある程度複雑になったGUIアプリケーションでは、 ユーザーは複雑なGUIを使いこなさなければならなくなります。 この状況はGUIを介してDSLを提供しているということに等しいですね。
「faces」はこの複雑なインターフェースに 十分堅牢に動く言語処理系である「Python」を使ってみた良い例と言えそうですね。