Python開発統合環境の決定版!

PyScripter(for Windows)の紹介

tags:application, development, python, ide
created:2007-03-25T18:37:53

Windows専用軽快Python-IDEの紹介 Windows専用ですが軽快です。

PyScripterとは?

Python言語をメインサポートする統合開発環境(IDE)です。 (Python以外にはHTML、XML、CSSのサポートがあります)

スクリーンショット:
../../_images/window.png

主な特徴

オープンソース

PyScripterで開発したものについては商用を問わず利用可能です。

ライセンスは明記していませんが、 他のオープンソースプロダクトを含むので、 派生物に関しては注意が必要です。

デバッガGUI内臓

一般的なデバッガの機能は一通り。

  • トレース実行
  • ステップ実行
  • ブレーク
  • ウォッチ一覧
  • 呼び出しスタック一覧

ファイルブラウザ機能

フォルダツリーをサイドペインに表示できます。 PythonPathのブラウズもできるのでコード探しにも便利です。

コードブラウザ機能

  • ファイル内グローバル定義
  • クラス

ユニットテスト機能

テストランナーのUIです。 テストの進捗確認と実行がGUIから行えます。

../../_images/unittest.png

ユニットテストウイザードがあるのでユニットテストの雛形作りもワンタッチ。

TODO管理機能

TODOリストマネージャ内蔵

../../_images/todo.png

ダブルクリックで該当行に移動できます。

見た目へのこだわり

いくつかのスキンテーマが選択可能です。

theme1 theme2 theme3 theme4 theme5 theme6

インストール

オフィシャルリリースはインストーラになっているので簡単。 デベロップメントリリースはZIP形式なので解凍して上書き。

注釈

../../_images/update.png

起動後、メインメニューの「Check Update」をクリックすると、 最新版のダウンロード&上書きを自動的に行ってくれます。

注目機能紹介

コード補完

この手合いのIDEで必需品になりつつあるコード補完機能も完備!

../../_images/complete.png

ピリオドから自動的に補完リストがポップアップします。 任意に開くには「Ctrl+Sace」キーです。

シンタックスエラーをその場で表示

上の画面にあるように、 シンタックスに問題のあるところには赤い波線が表示されます。

パラメータヒント

ブラケット「(」を入力すると自動的に

../../_images/hint.png

このようなパラメータヒントがポップアップします。 任意に開くには「Ctrl+Shift+Sace」キーです。

依存モジュールソースを開く

ポップアップ内のリンクをクリックすると、 そのソースへジャンプすることができます。

../../_images/pop-up-open.png

クラス名でも関数名でも同様にソースへジャンプできます。

コード片の挿入

コードエディタ右クリックメニュー
../../_images/insert_tmpl.png

「Insert Template」を利用すると、 テンプレート(コードスニペット)を挿入できます。

テンプレートにはいくつかの強力なマクロが利用でき、 作成日を自動挿入したりできます。

例えば、ヘッダ、クラス、アプリのコード片を挿入すると、以下のようになります。

#-------------------------------------------------------------------------------
# Name:        module1
# Purpose:
#
# Author:      noboru
#
# Created:     21/03/2007
# Copyright:   (c) nobonobo 2007
# Licence:     <your licence>
#-------------------------------------------------------------------------------
#!/usr/bin/env python

class test(object):
    """
    class comment
    """

    def __init__(self):
        pass

def main():
    pass

if __name__ == '__main__':
    main()

著者名、日付、コピーライトなどがアカウントや PC時刻などを利用して入れられています。

もちろんテンプレートはガンガン自作して登録できます。

新規ファイルのテンプレート

新規ファイルテンプレートの利用は簡単、 新規ファイルで選択ダイアログがでます。

../../_images/new-file.png

「Manage File Template」にてオリジナルテンプレートを登録できます。

まとめ

気になった点は1点だけ。

  • 動作中のスクリプトの中断機能がいまいち動かない?

2007/3/20現在のバージョンに取り入れられた 「Pause」機能が動くことを期待します。

パワーユーザはエディタカスタマイズが物足りないかもしれませんが、 初心者には十分な柔軟性があります。 パワーユーザなら、基本はコードブラウザ&デバッガとして利用して 外部ツールの登録で愛用のエディタを利用できることでしょう。

Eclipse+PyDevと対照的に、機能を厳選しており動作が軽快です。

インストールフォルダを見てもらうとわかりますが、これだけの環境が 5MB弱のexeひとつで作られています。 細部に渡り丁寧に作られており、ボタンや設定で表示される ヒントなんかもしっかり表示されます。

このあたりに Delphian のこだわりが感じられますね。 (PyScripterは Delphi 製です!)

おまけ

私もDelphiユーザであり1人のファンでもあります。 こういったアプリがまだまだDelphiによって 生み出されていることは嬉しいです。