IPythonって最高!

ipythonが日本語Windowsで動作したよ!

tags:python, ipython, module, application, deveropment
created:2006-06-09T10:09:52

IPythonのセットアップ まちにまったIPythonが使えるようになった!

概要

「ipython」はインタラクティブコンソール拡張モジュールで、 インタラクティブコンソールに非常に便利な機能を追加してくれます。

これまで、pyreadlineモジュールが日本語キーボードを認識してくれなかったので、 (英語キーボードアサインになってしまう) 泣く泣く利用を見送っていた「ipython」ですが、 pyreadlineがバージョンアップして、日本語の利用もOKになったのです!

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注釈

2011/05/03現在のバージョンは

  • ipython-0.10.2.win32-setup.exe
  • pyreadline-1.5-win32-setup.exe

以上2ファイルのダウンロードとインストールを行ってください

概要

「ipython」はインタラクティブコンソール拡張モジュールで、 インタラクティブコンソールに非常に便利な機能を追加してくれます。

これまで、pyreadlineモジュールが日本語キーボードを認識してくれなかったので、 (英語キーボードアサインになってしまう) 泣く泣く利用を見送っていた「ipython」ですが、 pyreadlineがバージョンアップして、日本語の利用もOKになったのです!

特長

TABキーで補完してくれる!

In [12] sys. <-ここでTABキーを押すと下記のような一覧がでます。
../../_images/ipython_image2.png
In [12] sys.arg <-ここでTABキーを押すと「sys.argv」に変化します。
(つまり候補がユニークであれば補完が完了します。)

通常のシェルコマンドも使える!

../../_images/ipython_image3.png

このように、「!」マークのあとにコマンドプロンプトで 使っているコマンドがそのまま使えます。

もちろん、フォルダ名やファイル名に対してもTAB補完が効きます!

このおかげで、コマンドプロンプトと pythonのインタラクティブモードとの行き来が不要になります。

あらゆるオブジェクトのインスペクトができる!

../../_images/ipython_image4.png

このように、オブジェクトのラストに「?」をつけてEnterキーを押すと、 型、ソースファイル、ドキュメント、名前空間などの情報を簡単に調べられます。

デバッグが簡単!

In [19]: %pdb on
Automatic pdb calling has been turned ON

としておくと、コード実行中に補足されない例外が発生すると 自動的にデバッグコンソールモードに。

In [24]: test = [1,2,3]

In [25]: for i in range(4):
   ....:     print test[i]
   ....:
1
2
3
----------------------------------------------------------------
exceptions.IndexError          Traceback (most recent call last)

C:\MyWorks\<ipython console>

IndexError: list index out of range
> <ipython console>(2)

ipdb> i
3

入力履歴や出力履歴にアクセスできる!

「In [nn]」や、「Out[nn]」といった表記が所々に見られると思いますが、 これらは、入力履歴と出力履歴です。

これらはいつでもアクセスできるようになっています。

In [22]: 123*2
Out[26]: 246
In [23]: In[22]
'123*2\n'
In [24]: Out[26]
Out[28]: 246

Outには値が記録され、Inには入力文字列そのものが記録されていきます。

結論

その他エイリアスの利用や登録、保存、呼び出しなどができたりします。 また、ログ機能も便利そうですね。

Windowsではシェルの選択肢が少ないのが悲しいところでした。

「PyCrust」もよくできたシェルなんですが、 ブロッキングな関数やメソッドを実行してしまうと 表示出力もブロックしてしまうので実用上困ることが多いのです。